SHURE E2cとSE110

愛用のインナーイヤー型イヤホン、SHURE E2cが壊れてしまいました。

いつしか右耳にノイズが乗るなぁ、と思っていたら、右耳の裏あたりのケーブルが裂けていました。それでもだましだまし使っていたのですが、ノイズどころかブチブチと音が途切れるようになってしまって・・・。

しょうがないので、新しいイヤホンを買うことにしました。ちょっとだけ検討したのですが、やっぱりSHURE E2cの音が気に入っていたので、後継機種である SE110 にしました。

どうも、国産のドンシャリ傾向のイヤホンやヘッドホンの音はイヤなんですよね。作られた低音や無理に強調された高音は、いくら最近のRock・Popsを聴くにしたって、不自然で、音源のパワーをそいでしまっている気がして。

そういう意味では、CD屋さんの試聴機のヘッドホンはどうにかしてほしいと思いますね。9割9分、ドンシャリ系でボリューム大。これじゃ音源がどんなでもそれっぽくしか聞こえませんぜ。参考にならない・・・。

SHURE E2cはその辺、素晴らしいイヤホンでした（上位機種は知らないけど。イヤホンに数万円かけられるほどの余裕はありません）。中域のパワー感と、スタジオモニタのようにメリハリが表現された音が、私の好みに合っていました。

で、新しいSE110の感想をば。

ちょっと残念な気がしています。もっとも、まだ買ったばかりなので、これからエージングされてもう少しいい音になるハズだと信じていますが。

E2cと比べると（それ以外はSonyとかAudio TechnicaとかKOSSとかの、安いインナーイヤーしか聞いていませんが）、低域はE2cより出ているのですが、中高域のパワー感が足りない感じです。優しくなってしまった。丸くなってしまった。そんな印象です。聞きやすい音にはなっていますが、E2cのような解像感がなくなってしまったように感じます。

遮音性は、E2cより増しています。耳栓みたい。これで音楽聴きながら街中歩いていたらヤバイかもなぁ。

ひとまず、もうちょっと使ってみて、ふと思い出したときにE2cと聞き比べてみたいと思います。その頃にはエージングされてSE110の真価を発揮してくれていることでしょう。

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン ブラック SE110-K-J